日本は地震が多い国です。地震に備えて、地震がおきたときの対応のしかたや準備について常日頃からよく理解しておきましょう。
震度と揺れ
日本では、身体に感じる揺れの大きさを「震度」というものさしで表現しています。震度0が一番小さく、数字が大きくなるほど揺れが大きくなります。
地震がおきた時すぐにすること
地震がおきたら、まず身の安全を確保します。丈夫なテーブル・机の下や、物が「落ちてこない」「倒れてこない」「移動してこない」空間に身を寄せ、揺れがおさまるまで様子を見ます。そのあと、調理や暖房などで火を使っている場合はすぐに火を消してください。
1. キャンパス内で地震にあったとき
- 大学にいるときに地震にあったら揺れがおさまるまで安全なところで待ち、揺れがおさまったら、定められた避難場所に集まりましょう。
- 授業中であれば、先生の指示に従いましょう。
- 授業中でなければ、自分で定められた避難場所に集まりましょう。
- 避難場所では、誰がいて、誰がいないのかを確認する「安否確認」をおこなうはずですので、安否確認のチェックまで待ちましょう。
- 大きな地震のあとは、続けて小規模~中規模な地震「余震」が何度かおこる恐れがありますから注意してください。避難場所の責任者の指示(住居に帰宅、学校に待機など)に従って、落ち着いて行動しましょう。
- 大きな地震の後は、交通機関が正常に動いていない可能性があります。ラジオ放送などで、交通情報を確認しましょう。
- 徒歩や自転車で住まいに帰る場合でも、交通渋滞が起こっている可能性がありますから、普段以上に注意してください。
- 建物の壁や看板などが落ちてくる場合もあります。建物の近くもなるべく避けて通りましょう。
川内キャンパス以外の部局においては、各部局ごとに避難場所を定めています。必ず事前に避難場所を確認しておきましょう。
2. キャンパス外で地震にあったとき
- 自分の家など、大学の外で地震にあったら揺れがおさまるまで身の安全を確保しましょう。
- 揺れがおさまったら、調理や暖房などで火を使っていた場合はすぐに火を消し、電気のブレーカーを下げるなどして、火事が起こらないようにします。
- 海の近くでは、津波の危険があるのですぐに高台に避難しましょう。
- お店や公共施設などにいた場合は、スタッフの指示に従いましょう。
- 家にいた場合には、その地区の指定避難場所に集まり、そこで安否確認の連絡を行ったり、待ったりするようにしてください。
- 家の近くの指定避難所はあらかじめ家族や友人、寮の仲間などとみんなで確認するようにしておくとよいでしょう。
- 大きな地震の後は、携帯電話はつながりにくくなります。どうしても必要な電話以外は控えるようにしましょう。
東北大学安否確認システム
東北大学では、災害時等の有事の際に、学生・教職員皆様全員の安否確認を行うこととしています。そのため、効率良く、かつスムーズに安否確認を行う手段として、メールを活用した安否確認システムを導入しています。
詳細については総務課のページをご確認いただき、予め登録を行ってください。
地震への備え
1. 訓練への参加
- 1年に1回以上、学校で避難訓練が実施されます。地震が起きたときの対応を知る良い機会なので、なるべく参加するようにしましょう。
- 日ごろから、地震が起きたときにどうしたらいいか、理解しておきましょう。安否確認のための連絡先(携帯電話番号とメールアドレス)を、指導教員や、所属する教務係、留学生課などに連絡しておきましょう。
- 大きな地震(おおむね震度5強以上)が起きたときは、安否確認システムを使った安否確認が行われます。定期的に訓練を行っていますので、訓練の安否確認のメールが届いたら、速やかに安否を回答してください。
2. 日頃からの備え
- 転倒の危険性がある家具や大型電化製品などは固定しておきましょう。
- 非常用救命セットを準備しておきましょう。セットの定番品目としては、懐中電灯、電池、ポータブルラジオ、ライター、マッチ、ろうそく、保存食、飲料水、軍手、防水シート、着替え、ペンとメモや救急箱などです。
- いざというときのために、保存食の賞味期限や持出品に不備はないか定期的に点検するようにしましょう。
- 貴重品(パスポート・在留カード(または外国人登録証明書)・銀行の通帳・現金・治療に使用している薬)はすぐに持ち出せるように手元に保管してください。
- 災害にあったときに自国の大使館・領事館に安否を報告できるよう、電話番号などを控えておいてください。