家族・子供と来日する皆さんへ

このページについて

このページでは、家族と一緒に仙台に移る留学生や研究者のために、役立つ情報をまとめています。

子どもの教育や保育サービス、家族向けのさまざまな情報について紹介しています。下のサムネイルをクリックすると、保育園、幼稚園、学校、そして家族向けの情報が確認できます。

幼稚園・保育園
小・中学校
高等学校
家族向け情報

幼稚園・保育園

幼児教育・保育の無償化について

仙台市では、対象となる子どもに対して、幼児教育・保育サービスを無償で提供しています。このプログラムは国の政策に沿ったもので、家族の経済的負担を軽減し、子供たちの機会均等を促進することを目的としています。

対象者
3歳から5歳児:この年齢層のすべての子どもが対象となります。
0歳から2歳児:低所得世帯(市町村民税非課税世帯)の子どもが対象となります。

対象施設
幼稚園
保育所
認定こども園(幼稚園部分)
認可保育施設(特定の条件下)

詳細情報の確認や資格の有無については、以下をご覧ください:

(ウェブサイトは日本語のみ)

仙台市における幼児教育と保育の選択肢

仙台市では、早期幼児教育と保育の選択肢として、認可保育所や幼稚園のほか、認可外保育施設や認定こども園などがあります。入園基準、提供されるサービス、その他の要因は施設の種類によって異なります。

以下の表は、幼稚園と認可保育所の主な違いを、年齢層、適用基準、費用などを含めて概説しています。

 認可保育所 幼稚園
保育年齢0-6 歳3-6 歳
目的主に保育と幼児教育を目的とし、基本的なケア、社会性の育成、遊びに重点を置きながら、教育的要素も一部取り入れています。主に幼児教育に重点を置き、子どもたちを正式な教育(読み書き、算数の基礎など)に向けて準備させることに強く焦点を当てています。
入園基準主に、日中に家庭で子育てができない世帯(例:両親が共働き)の保育ニーズに基づいています。認可保育所のサービスを利用するには、仙台市の住民として登録されている必要があります。年齢に基づきます(子供は少なくとも 3 歳以上である必要があります)。
応募方法申請は区役所に提出します。申請は直接幼稚園に提出します。
保育時間朝から夕方まで長時間保育し、一部では時間外のケアも提供する場合があります。通常、朝から午後の早い時間までの短い時間(約3〜4時間)です。家庭の状況に応じて、放課後の保育サービスを提供する学校もあります。
費用保育料は家族の収入に基づいており、対象となる家族には政府からの補助金が適用されます。保育料および補助金/学費免除は学校によって異なります。

子供を幼稚園や保育施設に入園させるには

認可保育所にお子様を入園させたい保護者の方は、就労状況に基づいて利用認定(保育を必要とすることの証明書)を受ける必要がありますのでご注意ください。また、入園手続きは施設ごとに異なりますので、あわせてご注意ください。

以下の図は仙台市における認可保育所と幼稚園の入園プロセスの違いを示しています。

認可保育所の入所手続き

<来 日 前> *(注 1)

  1. 保育所を探す
    • 仙台市のウェブサイト で、お子様の年齢グループに対応した保育所のリストを確認してください。(注:リストは日本語でのみ利用可能です。)
  2. 必要書類を提出する*
    • 申請書に記入し、必要書類を揃えて、区役所に提出してください。
  3. 通知が届く
    • 条件を満たした方には「教育・保育給付認定決定通知書」と面接の通知が届きます。

<来 日 後>

  1. 入所前手続きを完了する
    • 入所前の面接に出席し、必要な健康診断を受けてください。
  2. 結果通知を受け取る
    • 面接結果に基づいて、応募結果が通知されます。
  3. 保育園への入園は毎月*1日または*16日から

*各月1日からの入学の場合:前月の5日までに申し込んでください。

*各月16日からの入学の場合:前月の20日までに申し込んでください。

幼稚園の入園手続き

  1. 幼稚園を探す
    • 仙台市のウェブサイトに掲載されている幼稚園のリストを確認してください。情報には、各学校の所在地、月額費用、費用免除制度、および現在の空き状況が含まれています(注:情報は日本語でのみ利用可能です)。
  2. 幼稚園に連絡し、申請書を提出する
    • 幼稚園に直接連絡して、入園手続きについて問い合わせ、必要書類を提出してください。
    • *一部の幼稚園では、別途「保育施設利用申請書」が必要で、区役所を通じて申請しなければなりません。
  3. 入園前手続きを完了する
    • 入園前の面接に出席し、お子様に必要な健康診断を受けさせてください。
  4. 結果通知を受け取る
    • 申請が受理されると、幼稚園から通知が届きます。
  5. 幼稚園へ通園開始

*注 1 : これらの手続きは、ご本人様とお子様が仙台に中長期滞在される場合(入学手続きの際に居住証明が必要となります)で、ご到着前に仙台の住所が確認されている場合にのみ、ご到着前に行うことができますのでご了承ください。それ以外の場合は、これらの手続きは到着後にのみ行うことができます。

保育園の入園基準、料金体系、入園手続きの詳細については、次のリンクを参照してください。

仙台観光国際協会(SenTIA)は、ウェブサイトで多言語による保育サービスのガイドを提供しています。詳細については、このガイドをご参照ください。

申請手続きは通常日本語で行われますのでご注意ください。サポートが必要な場合は、私たちのサポート をお申し込みください。

東北大学学内保育施設

大学内の保育園は、留学生、教職員の子供たちが利用できます。キャンパス内の保育園に子供を入園させたい場合は、来日前に所属学部の担当者にお問い合わせください。

.適切な年齢グループのクラスに空きがあるかどうかによって入学が決まることにご注意ください。さらに、キャンパス内の保育園に子どもを入園させるためには、両親がともに就業中または就学中であり、日中に自宅で子どもの世話をできる他の家族がいないことが条件となります。

詳細については、キャンパス内保育所のウェブサイトをご覧ください:

インターナショナル幼稚園

仙台には、バイリンガル教育を提供し、多様な背景を持つ子供たちの教育に対応するインターナショナル幼稚園がいくつかあります。

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小学校・中学校

義務教育

日本での義務教育は小学校6年間と中学校3年間の計9年間です。日本の親は子どもに9年間の義務教育を受けさせる法的義務がありますが、この義務は外国人住民には適用されません。
ただし、外国人の親は、必要な入学手続きを完了すれば、子供を公立学校に入学させる選択肢があります。

公立学校・私立学校

日本では、親は子供の教育のために公立学校と私立学校のいずれかを選択できます。
公立学校は地方自治体によって運営されており、授業料は一般的に無料ですが、教材、制服、食事などに関する費用の一部を家庭が負担する場合があります。
一方、私立学校では授業料やその他の費用がかかり、公立学校よりも高額になる場合があります。

仙台には、外国人の家族向けに英語やその他の外国語の授業を提供するインターナショナルスクールもあります。

大学宿舎の近くにある公立小学校

日本の公立小中学校は学区制に基づいて運営されており、児童は居住地域に指定された学校に通学します。学区制度の詳細については、このセクション を参照してください。
大学宿舎の近くにある学校は次のとおりです。

  • 仙台市立国見小学校
    • 東北大学国際交流会館や三条職員宿舎の居住者は、子供を仙台市立国見小学校に通わせることが多いです。本校では、日本語で行われる通常授業に加え、日本語を補助的に学ぶ特別クラス「国際教室」を開講しています。
  • 仙台市立八幡小学校
    • 仙台市立八幡小学校では、日本語を母国語としない子どもたちのために日本語の授業を行っています。
  • 仙台市立片平丁小学校
    • ユニバーシティハウス片平に滞在される方は、通常、子供を仙台市立片平町小学校に通わせます。ただし、2024年現在、本校では外国人生徒向けの日本語補習授業は実施しておりませんのでご了承ください。

仙台の私立インターナショナルスクール

東北インターナショナルスクール (K-12)

TIS は私立学校であり、また日本の学校教育法第一条に規定する学校(一条校)ではありません。(各種学校扱い)しかし、WASC (Western Association of Schools and Colleges) の認定を受けているので、卒業生は日本国内のみならず世界各国の大学に進学する資格を得られます。

東北大学の常勤教員の子どもは、授業料免除の対象となる可能性があります。(東北大学の学生の子どもは免除の対象とはなりません。)お子様が授業料免除の対象となるかどうかを確認するには、国際サポートセンターにご相談ください。

ホライゾン学園仙台小学校 (K-6)

ホライゾン学園仙台は、幼稚園から小学6年生までを対象に、日本のカリキュラムガイドラインに沿った(一条校)「英語イマージョン教育」プログラムを提供するインターナショナルスクールです。主に日本人の子どもたちを対象としていますが、国際的な家族も歓迎しています。

入学する前に、それぞれの学校の学校教育法における扱いと教育システムをよく理解しておくことをお勧めします。各学校の扱いやシステムに関する詳しい情報については、各学校に直接お問い合わせください。

入学手続き

公立学校と私立学校では入学手続きが異なります。

  • 公立学校:
    • 仙台市の公立学校に子どもを入学させるためには、保護者が仙台市の中長期在留者である必要があります。入学手続きの一環として、居住証明が必要です。短期滞在ビザや短期在留資格(90日未満の滞在期間)を持つ家族の場合でも、「体験入学」を通じて公立学校に通う機会がある場合があります。ただし、体験入学の受け入れ決定は学校側の判断によるので、体験入学の申請を断わられる場合もあることにご留意ください。なお、公立学校への入学申請は、仙台市教育委員会に対して行う必要があります。
    • 公立の小学校または中学校にお子様を通わせたい場合は、仙台市教育委員会学事課に登録する必要があります。お子様がどの学校に通うかは、お住まいの地域によって決まります。授業料はかかりませんが、給食費と教材費を支払う必要があります。
    • 仙台市立小・中学校への就学手続き (仙台市ウェブサイト)
  • 私立学校及びインターナショナルスクール:
    • 私立学校や国際学校への入学手続きは、直接学校と行います。各学校には独自の出願プロセス、スケジュール、要件があるため、出願方法の詳細については直接学校に問い合わせることをお勧めします。

学区

日本の公立小中学校は学区制に基づいて運営されています。

各学区には特定の地域が割り当てられており、その区域内に居住する子どもたちは割り当てられた学校に通います。そのため、居住地の場所は、子どもが通える学校を決定する上で重要な役割を果たしています。

国見小学校または八幡小学校に子供を入学させて日本語の補習授業を受けさせることを検討している人は、その学区内の地域に住むことを検討する必要があります。

大学の宿舎に滞在予定の方は、国際交流会館三条第1と三条第2が国見小学校の学区内に位置しています。

放課後児童健全育成事業(児童クラブ)

共働きの家庭には、学童保育「児童クラブ」が利用できます。このサービスは、小学生を対象に放課後から夕方まで預かり保育を提供しています。

放課後児童保育サービスが利用可能かどうか、及び費用については、地域や施設によって異なります。通常、保護者は地域の市区町村役所を通じてこのサービスに申し込む必要があります。このサービスの利用を希望する方は、利用資格要件、申込期限、サービス提供時間などを事前に確認することをお勧めします。

認可保育所と同様に、児童クラブに入会するためには、両親が就労しているか通学しており、日中に自宅で保育できる他の家族がいないことが条件となります。

児童クラブの申込についてサポートが必要な場合は、私たちの支援を申請してください。

中学校での日本語補習授業

仙台市の公立中学校では、日本語を母語としない生徒に対するサポートが限られている可能性があります。学校によってはボランティアやサポートスタッフがいて支援を提供できる場合もありますが、このようなサポートが常に利用できるとは限りません。さらに、国見小学校のような専門的な日本語補習授業は、仙台市の中学校では通常提供されていません。

利用可能な言語サポートの詳細については、直接各中学校にお問い合わせすることをお勧めします。

役に立つ参考資料

日本の学校への入学手続きについて (pdf)
(ガイド) 日本の小学校 (pdf)
(ガイド) 日本の中学校 (pdf)

外国人児童への支援

SenTIA(仙台観光国際協会)は、外国籍の保護者の方々向けにウェブサイトで様々な情報を提供しています。

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高等学校

仙台市内にある公立の高等学校

日本では、高等学校は義務教育ではありません。高校に入学するには、通常は日本語で行われる入学試験に合格する必要があります。また、外国において日本の小学校・中学校の教育課程(9年間)に相当する課程を修了している必要があります。この要件は、日本の公立および私立の高等学校への入学を希望する外国人学生に適用されます。

入学試験の手順や語学要件を含む入学手続きの詳細については、各高校または地域の教育委員会にお問い合わせいただくことをお勧めします。

仙台市内にある私立の高等学校

東北インターナショナルスクール (K-12)

TIS は私立学校であり、日本の教育制度には属していませんが、WASC (Western Association of Schools and Colleges) の認定を受けています。卒業生は日本国内のみならず世界各国の大学に進学する資格を得られます。

東北大学の常勤教員の子どもは、授業料免除の対象となる可能性があります。(東北大学の学生の子どもは免除の対象とはなりません。)お子様が授業料免除の対象となるかどうかを確認するには、 国際サポートセンターにご相談ください。

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仙台に居住する家族向け情報

仙台市の子育て世帯向けに、出産・育児に関する重要な情報や、利用可能な経済的支援制度について、以下のサイトをご案内しています。

これらの外部リソースは、仙台で生活する家族のニーズに対応し、利用可能な支援を受けられるよう、出産・育児ガイド、児童手当、出産援助、子どもの医療費助成など、様々な内容を網羅しています。

SenTIA(仙台観光国際協会)による役立つ情報

出産・子育てガイド

児童手当

助産制度のご案内

子ども医療費助成

子どもの予防接種

出入国在留管理局「生活・就労ガイドブック」役立つ情報

日本での出産・子育て

日本での教育

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学校および保育施設の入学手続き支援

国際サポートセンターでは、留学生、研究者、教職員の方に、お子様の入学手続きや保育に関する手配など、様々な支援を提供しています。

適切な学校・保育施設を探したり、入学手続きの完了、学校面接時の通訳サポートなど、さまざまな支援をします。

支援を希望される方は、以下のリンクからお申し込みください。

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